ターンとは、スプリットステップからどちらかに体を90°ターンすることです。
テニスの一連の動作の中で一番レベルの差が出るところです。ボールに対する反応ですから。
上図は、相手に打ち込まれる状況などのディフェンス気味の構えからの動きです。
最初の一歩を踏み出したとき完全に体重がその足にかかります。
その足より外側(ボールのある方向)に頭の位置がくるようにします。これが最初の一歩目の動作です。
practice
ボールを手に持った指導役が左右に10センチほどボールを素早く動かします。これが合図です。選手は構えて、ボールの動きに集中します。スプリットステップはしなくていいです。上図の形まで素早くできればOKです。
大勢いる場合は、反応の早い人を前列に移動させて競争させるのもいいと思います。
coaching
個人的な感想も混ざってすみませんが、何かを教えるときの導入時からドリルにすることには問題があります。練習のどこにポイントがあるのかわかりづらく、テーマ練習の割合が減るからです。
ですから、上記の練習では、最初の一歩まで行った時点で動きを止めて、構えに戻して何度もやっていました。その次のステップはボール出しで行うのですが、このときも1球打たせるのみで振り回しにはしませんでした。
教えなくてもスピードについていくことのできるセンスのある子供もいます。でも教えれば誰でもできることです。
実績のあるメソッド
早い上達に最も大切なポイントです。動きの基本では、このパートを一番重視していました。
それと、ターン完了の段階では、テークバックはしていなくてよいと教えていました。なぜなら体を回転させにくくなるからです。
自分自身のレベルアップも選手のレベルアップもこの練習でした。動き出すことができればあとはなんとかなります。スタートが遅ければ自分のフォームで打つことができず、レベルの差を大きく感じることになります。