step 1
上図は、ボレー戦です。色のついている範囲はそれぞれそこに立っているプレーヤーの守備範囲です。どのくらいネット寄りに立てるかは、スマッシュ力によります。なにしろこの状態でロブを抜かれると致命傷ですから。おそらく女性はそんなに前に立てません。
また、ボールの位置も対角線にあるか、正面にあるかはすぐに変化します。そのような状態ですから横並びで構いません。
ステップ1としては、自分の反面を守ること。コートサイズは幅が約11m。その半分に加えて、二人の真ん中が遠慮しあうことがない程度の余裕が必要です。ですから、6mの守備範囲が目標です。上図のように中央はどちらもとれるように重なりがあります。
つまり片側3mの守備範囲ですから、足が短い方で、バックボレーが両手の場合は、工夫が必要です。
解決策はあまりありませんが、とっさに片手にすることをおすすめします。こんな感じです↓
(なぜウェアを着ていないかについては、コメントしないでください。単にこのプレーヤーはウェアを買うお金がないだけです)
はるかぜコーチのメソッド
この状態を想定して、バックハンドの右手のグリップはコンチネンタルグリップがおすすめです。右手を離すだけで対応できますから。この他にもバックハイボレーもなんとか返球できます。男女を問わずバックハイボレーは狙い所なので、それに対応できるようにしておきましょう。
step 2
守備範囲に問題がなくなった場合、次の大きな問題は、自分がボレー戦のラリーの終点になっていないかということです。4人いますから、終点になる回数が4点の内1点までなら平均点です。
それ以上ラリーの終点になっている人の一番多いケースは、ボールがネットより十分浮いていないのに、すぐストレートにぶつけに行ってしまうからです。その結果逆襲を喰らいます。ボレー戦は、4つある陣形の中で一番セオリー無視でもやっていける陣形です。しかし、自分からみて少しでも遠くにいる人につないで、近くにいる人に決めるという基本的な戦略は有効です。まずは、チームのヒーローにならなくてもいいから、ミスをしないことに専念しましょう。ダブルスですからペアが決めてくれます。
step 3
最初は人のいるところにしかボールが飛びません。このステップの解決策は、飛んできたコースに対してできるだけ広角にコースを変える練習をすることです。まずは、半面で上から見たら8の字になるようにボレーボレーをしましょう(2人の練習ですが壁打ちでもある程度可能です)。
step 4 & ダブルス あるある
この状況は、水色プレーヤーが両手のまま飛びついて返球したんだけど、バランスを崩してしまし、ペアの赤プレーヤーが残りのコートをカバーするために移動したケース(ポジションはこの辺になります)。
ちゃんとカバーに入って赤いラインで決められたら仕方ないです。単純に強く打つと赤プレーヤーの近くに来たケースですが、ピンクプレーヤーはかなり広角に打ちましたからナイスボレーです。
赤プレーヤーはやるべきことをやって決められたケースですが、水色プレーヤーが「ドンマイ」と声をかけてくれました。なぜか悲しい気持ちになる赤プレーヤーでした。
おしまい
coaching
たまにですが「上下に少しズレて立ちましょう」というアドバイスを聞きます。はっきり言って間違っています。ボレー戦ではそんな余裕はありませんから。陣形ごとのセオリーをマスターしましょう。
ラケット選び
ラケットを選ぶならそのメーカーの定番モデルか、いち押しモデルがおすすめです。
なぜなら、長い使用実績、失敗したときに売りやすい、リセールバリュも高い、かっこいいなどの理由です。
その中でもLiteモデルが用意されているものは女性やジュニアでも使用できます。また、トップヘビーにカスタムしたい人にもLITEモデルはおすすめです。