女子ダブルス あるある (陣形が変化、こんなときどうする)
【まずは、フォーメーションの図の説明】
上図の中で、黄色いマルはボールです。二等辺三角形はプレーヤーです。例えば赤プレーヤーは青プレーヤーと向かい合わせに立っていると理解してください。
では、状況説明です。短いボールが前に落ちて青プレーヤーが取りに行きました。
このときピンクプレーヤーはそのまま同じ位置に立ってると赤プレーヤーに縦ロブを抜かれます。
step 1
そこで、ピンクのプレーヤーは少し下がって自分の上を超えるボールは自分で取ります。
男子ダブルスでは、後ろをカバーする力が十分にあるチームはそんなに下がりませんし、もし抜かれてもペアが取りに行ってカバーできます。
しかし、女子ダブルスで後ろに下がってジャンピングスマッシュが打てる人は少ないですし、ロブを追いかけるスピードも期待できないと思います。
そこで最初の陣形と下図のように陣形が変わった場合の前衛の位置が変わります。
女子ダブするの場合、平行陣からロブを抜かれると致命傷となりますので、絶対に抜かれないようにしましょう。その分一発で決まることは少なくなるというデメリットもあります。
しかし、ラリーが長くなるということはそれだけ経験値が上がるということです。逆に長いラリーを避けようとするプレーヤーは、接戦に弱くなりがちです。
step 2
ポジションを前にすると決定力もあがりますが、スマッシュ力などが必要になります。まずは、自分の近くのスマッシュを打てるようにして、その次は三歩で踏み切って打つスマッシュのフットワークを身に着けましょう。これはできるようになりますし、ここまでできればある程度の相手までは並行カウントで進む試合内容で戦えます。
step 3
最終的には、ベースラインぎりぎりでもスマッシュが打てるようになります(つなぎのスマッシュで十分)。そのためには、5歩で踏み切るスマッシュまで身につける必要があります。背が低い方と足が短い方は7歩で踏み切るスマッシュまで必要です。まあ、この場合は落とさず処理してそのままステイバックで構いません。
coaching
上記のような男女の違いやプレーヤーのスマッシュ力等を考えずに攻撃的な前衛のポジションを押し付けることがないようにしましょう。スマッシュ力がつけばその分ポジションも上がっていきます。
ほどんどは男性がコーチをすると思われます。そこで、女子ダブルス、とくにベテラン女子ダブルス・女子連などを目指している場合は一般男子ダブルスとは全く違うというくらいの認識が必要です。