テニスの基本 / 動作の基本 / 構え

構えの目的は、相手のインパクトに合わせて左右前後にできるだけ短い時間で走り出せることにあります。

通常の構えは、横から見ると少し前傾姿勢になります。

このときの背骨の角度が走り出しのときの角度と同じになるようにしておきます。

この考えはイチロー選手の盗塁のときの考え方と同じです。

目次

ポイント

1 スタンスは、肩幅より少し広めに構えます(構えでは肩幅くらいにしておいて、スプリットステップで広げてもいいと思います)

2 足の裏は、足の裏全体を地面つけておきます。

3 膝は、ガニ股にならないように内側に軽く寄せる。

4 肘は、脇腹に軽く付くくらいにします。

5 頭の位置は、高すぎず、低すぎずをキープしましょう。

coaching

構えについては、いろいろな教え方があります。

ラケットの位置を高めにするようにアドバイスするコーチ

つま先に体重をかけ、かかとを上げるように指導するコーチ

構えのときは、スタンスは肩幅くらいにし、スプリットステップで広げる

など

結果がでればそれでいいと思います。

はるかぜコーチのメソッド

上記1〜5と同じ

ただし、明確に指示しました。動作の基本(全部で7つ)を一つづつ丁寧に指導しました。

選手は何をすべきか分かってプレーすることができたと思います。

ベテランの場合

状況にもよりますが、最初から姿勢を低くしていなくても、タイミングを図って楽な構えからスプリットステップに入れればいいと思います。なぜなら、疲れるからです。

しかし、早いラリー戦のときは、そんな時間はないです。

ポイントの理由をかんたんに解説

1 あまり広いスタンスでは走り出しにくいから

2 リラックスからスプリットステップに入るため

3 2と同様に蹴り出しやすいから。ガニ股だと二度手間になる。

4上体は最初に走る方向に向けますが、半径が短い方が上体が回転しやすいから。

5 低すぎると逆に走り出しにくく、スタミナも必要になるから。

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